こんにちは！丸唐株式会社です。
弊社は岐阜県大垣市を拠点に、足場工事や建方工事などを承っております。
木造建方工事では「建て入れ」と「建て入れ直し」という2つの似た言葉が使われています。
どちらも似た言葉ですが、両者にはちょっとした違いがあることをご存じでしょうか。
このコラムでは「建て入れ」と「建て入れ直し」の違いについてご紹介します。

「建て入れ」とは

「建て入れ」とは、柱や型枠、軸組などを決められた位置に設置することや、その精度や正確さのことを表した言葉です。
しっかりとした建物を建築するためには、建て入れの精度が重要です。
許容範囲を超えるズレや傾きがあるかどうかは、建て入れ検査を行うことで検証します。
建て入れ検査の結果、調整が必要となった場合に行われるのが、次で紹介する「建て入れ直し」です。

「建て入れ直し」とは

一方「建て入れ直し」とは、建築時に立てた柱が決められた精度に収まるように、位置や角度を調整することです。
柱の設置などは、プロの職人によって行われる作業ですが、人の手によるものですので、完璧な精度で設置するのは困難です。
そのため、設置した柱の位置や傾きのズレを修正する作業を行います。
これが建て入れ直しという作業です。
この建て入れ直しは、建方が完了してから行うのではなく、建方と並行して行います。
なぜなら、建方が完了した状態では、誤差が大きくなってしまい、調整が困難だからです。
なるべく小さな区画に区切ってから、建て入れ直しを行うことが一般的です。

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